「一児の父です」という自己紹介
この記事はyamanoku Advent Calendar 2023の5日目の記事になります。
一児の父です
yamanokuの自己紹介では最初に「一児の父です」と書いていることがあります。これは私の中で決まった形式になっています。
自分自身は何者であるかを端的に表現したい
私は事業会社でエンジニアとして働いています。これは会社からそういうポジションを用意されているのでそう名乗ればよいのですが、自分はフロントエンドを専門にやっています。そうするとデザイナーとの架け橋になることもやったりするし、開発にまつわるツールやフロントエンドビルド機構を見直すこともあったりします。
すべてをひっくるめてエンジニアという括りでもよいのかもしれませんが私はそう括られることに違和感があります。かといってデザイナーなのかというとそうとも言い切れず、フロントエンドエンジニアといわれてもそうなのかな?といった感じです。この肩書の違和感は役職のはざまに生きる人であれば通じるかもしれません。
その場その場で「今こういうことをしている」というのを変えていくのも考えましたがそれはそれでダルいです。いっそのこと会社員でもいいやと思ってましたが今後のキャリア次第ではそうではなくなる可能性もあるし、そういう身分で自分の表現をするのはどうなのかとも思いました。
色々と考えていた結果、私自身は何者であるかを紹介するときに「一児の父です」と表現するようにしました。
ファクトベースの自己アピール
この表現は結城浩さんの「ファクトベースの自己アピール(仕事の心がけ)」から影響を受けています。
「ファクトベースの自己アピール」というのは要するに、自分に関する客観的な事実を述べ、それによって自己を自然にアピールするという方法です。
・誕生日は○○○○年○月○日である。
・男性である。
・○人家族である。
・本を書いている。
・最初の本は○○○○年に刊行した。
・現在までに約○○冊の本が刊行されている。
・プログラミングの本、数学読み物、暗号の本などである。
・メールマガジンを発行している。
・Web連載を書いている。
・クリスチャンである。
ともかく、ゆるがない事実を書き並べるというのは強力です。意図的な嘘を書かなければ(たとえば既婚者が独身だと書いたりしなければ)、ためらわずに書くことができます。誰にも文句を言われる筋合いはないからですね。
私にとってのゆるがない事実とは何か、を考えたときに当時まっさきに客観的な事実として思い浮かんだのは「一児の父」でした。私は一児の父親であります。これは紛れもない事実であり、誰にも文句を言われる筋合いはないものです。ちなみに「一児の父」ではあるが「イクメン」とかの類ではありません。
私はこの「一児の父」という表現が気に入ってます。これは紛れもないファクトであると同時にこの情報を更新する必要が(今のところ)ないからです。今後もこの自己紹介は使っていくつもりです。
もし私の自己紹介から一児の父がなくなった場合、それはそういうことなので、よろしくお願いいたします(もちろんなくならないことを願っています)。